〜私が世界を変えていく

  1. エッセイ

富士登山は突然に 〜その4

その3は、こちら↓

突然決まった2週間後の富士登山へ向けて

悪あがきとも言える”とりあえずトレーニング”の日々を送っている。

今日は、自宅から2時間ほどの、高さ1,000mの山へ。

ほんとにまぁ
いつも上手に、スケジュールの隙間に予定が入る。
突然の富士登山が決まってから本番までの2週間は
余白が多く
登山用品の買い出しや練習、情報収集にたっぷりと時間が使えた。

余白があり過ぎて

大した運動もしていない

半世紀を生きた主婦の私が

本当に日本一の山に登れるものかどうか

不安でいっぱいになり
後悔したり
人のせいにしたり
八つ当たりしたり
自分の弱さとガッツリ向き合う羽目にもなった。。

19歳の長女と2人、練習に行った山にある20以上のコースから

迷わず初心者コースを選んだにも関わらず、息も絶え絶えに、なんとか登り続ける。

お昼前の出発で出遅れた感のある私たちは

上から軽快に下ってくる、人生の大先輩方の軽やかな足取りに驚愕し

ため息まじりに目を合わせ、苦笑いする。

マジか…
こちとらしんどいぞ
しんどすぎる
なんだ、その爽やかな笑顔は💧

ザックに、山の形をしたバッジをたくさん付けたご老人と出会った。

登頂回数に応じてもらえるバッジはなんと3,000回分。

「暇だからねぇ」と爽やかに笑っておられたが、

いやいやどうして3,000回とは、なんと立派な。

ところが、この山にはさらなる猛者がいて

頂上にある大きなボードには、1万回までの登頂回数と達成した方の名札がずらりと並んでいた。

70歳は優に超えているであろう先程のご老人が「自分なんてまだまだ」とおっしゃっていた理由がわかった。

幾つになっても「まだまだ」と思える環境は素敵だなと思う。

「え?富士山の頂上が10合目だから、この山の頂上は6合目くらいなんじゃないの!?」

という、長女の謎の認識を正しつつ、

ようやくの9合目で一休さん的看板💧

若者は、右を選ぶよね。。

汗だくでようやく登りつめた高さ1,000mの頂上は、

売店に売られていた季節外れの”おでん”が

ほんの10分も経てば「美味しそうだね」と言えるほどに涼しい。

登山口との気温差10度!

真夏の富士山頂が0度になることもあることに、身をもって納得した。

さぁ、いよいよ富士登山までのカウントダウンだ。

軽快に走りながら下っていくティーンエイジャーの背中とヒザを、眩しく遠くに眺めながら

・3回目の練習登山は中止
・膝のサポーターを購入

と決め、

下り道でのヒザの激痛に耐えながら、本番6日前の夕方を終えた。

続く。。

エッセイの最近記事

  1. 小さな大冒険

  2. 作者の気持ちを答えなさい

  3. 私は間違いなく優等生

  4. 富士登山は突然に 〜下山とあとがき

  5. 富士登山は突然に 〜いよいよ本番③

関連記事

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP