〜私が世界を変えていく

  1. エッセイ

名前の連呼

「おかえりなさいませ。ようこそ、藤田様…
藤田様、恐れ入りますが、こちらにご記入をお願いします…藤田様のお部屋は○○です 藤田様…どうぞ、ごゆっくりおくつろぎくださいませ、藤田様…」

いや、あの、、、
ホスピタリティマニュアルには、そう書いてあるのかもしれないけれども

くつろがれへんわっ‼︎

別に、名前が割れたら困る訳ではない。
有名人でも逃亡者でもないし、ありふれた名前だし…けれど、わざわざ次に控えるお客さんに覚えてもらう必要もない。

そないに大きな声で名前を連呼されたら、
嬉しいよりも、しんどいぞ。

第一声の「おかえりなさい」も気になる。
I have never been here before.


夜中に500キロ運転してきて、息子の高校生活最後の大会を観戦。勝ち進むことを見越して3泊予約したものの、残念ながら敗戦。
…からのホテルチェックイン。
私のコンディションは最高ではなかったかもしれない。


が、しかし

too much である。

人を喜ばせるのは難しい。
嫌な接客だった、などとは感じなかった。
ただ、なんとなくモヤる。
彼は、私の顔を一度も見なかった訳ではなく、寧ろ、何度も目を合わせてきた。

仕事はほぼオンライン。
相手も自分も、はっきりとクリアに見えないことに対して
「誤魔化せる」「ラクだ」
と思うのか、あるいは目を凝らすのか。

小さなフィードバックを見逃さない力が必要だなと、我が身を振り返る。

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