オンラインセミナーの司会者になるという未来など1ミリも見えていなかった頃から。
私は、1/1,000人の参加者でありながら、
zoomの参加者全員に見られているかのように
画面のこちら側で振る舞っていた。
いつか見られる側になるぞ、
という野望があったからではない。
単に「そうするものだよね」と思っていた。
画面に映る顔が、
ごくプライベートな無表情よりも
会話をしている時のような笑顔の方が、
「みんなが気持ち良いよね」
と、ただそう思っていた。
・・・・・・・
「モテる人に変わるには、気が狂うほどにモテている行動をとること」
とは、長沢伶一さんの言葉。
・・・・・・・
発信する側に回り
多くの参加者さんのzoom受講スタイルを見るにつけ、
私の取っていた行動は「若干気が狂っていたのかも」と思うようになった。
(若干&かも という言葉を加えて、多少自分を擁護してみる)
集中していると表情が乏しくなることは普通にあるわけで、
ほとんどの人は、口角を上げて話を聞いていたりはしない。
私のように、見られていることを意識しながらその場にいることは、他のことに気を取られている行為とも言える。
どんだけ自意識過剰やねん
と言われても仕方がないが、
私にとって大切なのは、
私自身がどんな評価を受けるかではなく
「その場が気持ちがいいこと」なのだ。
そうして、まるでその場の全員から見られているかのように振る舞っていた私は、いつの間にか、その場の全員から見られる立場になっていた。
「リアリティを持ってイメージすると、願い事は叶う」
とは、こういうことなのではないかと思う。
私は、セミナー司会者になることを願っていた訳ではない。
ただ、
リアリティを持って(イメージしながら)行動していたら、そのものになってしまった。
世界は面白いな、と思う。
その仕組みを学ぶことは、繰り返しの毎日に変化を与え、本当の豊かさを窺い知る道なのだと思う。


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