朝、起きてきた夫に
「洗濯物がベランダでびしょ濡れやったで」
と言われた。
え。昨日、取り込んだはずだけど…
ガビーン💧
なぜだか、ピンチハンガーとハンガー2本分を取り込み忘れていた。
夜中に降っていたのか…
とベランダに出てみると、
まだ、雨は降り続いていた。
窓越しには見えなかった霧のような雨が
さらさらと風に吹かれて、斜めに舞っている。
せっかく洗って、干して、乾いていたであろう洗濯物を、雨に濡らしてしまった。
洗面所までの道のりに雨滴を落としながら、急いで洗濯機に放り込む。

窓の外を眺めながら
昨夜 乾き切っていなかった洗濯物を畳んでいると、
ふと
「メランコリック」
と言う言葉が頭に浮かんだ。
なんだか、懐かしい響きだ。
久しぶりに脳裏に浮かんだこの言葉の響き
好きだな、と思いを巡らせていると、
実は、この言葉の正確な意味を把握していないことに気がついた。
メランコリックって、どういう感情だ!?
懐かしさを感じたのは、
10代の頃に
大人びた匂いを放つ、よくわからないこのカタカナ言葉に感じていた憧れの記憶が蘇ったからだろうか。
辞書によると、
メランコリックとは
物思いに沈むさま
憂鬱であるさま
と、ある。
あれ、なんか違う。。。
私の中で、メランコリックという言葉は
なんとなく、物憂げな大人の女性から漂う美しくセクシーなさまを指していた。
憂鬱というネガティブな感情ではなく、
郷愁に浸るような、そんな感じ。
言葉で人とコミュニケーションを取りたい私は
海外が苦手だ。
言葉で想いをちゃんと伝えたい
言葉でちゃんとわかり合いたい
母国語でない言葉でのコミュニケーションには不完全さが付きまとい、相手との間に溝を感じて不安になる。
ところが最近
私がしっかりわかっているつもりの母国語であっても、
そして、実はシンプルな言葉ほど、
人によって捉え方が違い、コミュニケーションがすれ違うことを知った。
そこに含まれる情報をどれだけ読み取れるかによって、
言葉は金言にも戯言にもなってしまう。
行間とも表現される”言葉の持つ情報”をどれだけ受け取れるかが
人生を豊かにするか否かを決める。
たくさん本を読む
いろんな経験をする
そして、考える
年を重ねるごとに人生が豊かになるのは、
使える言葉の数が増えるだけではなく
使う言葉が含蓄のあるものになってゆくからだ。
ところで
先ほどのメランコリックだが、
本来はネガティブな意味を持つ言葉なのだけれど、ファッションやメイク、映画や美術作品においては
哀愁漂う
儚げな
神秘的な
美しい雰囲気がある
など、ポジティブな意味で用いられるらしい。
あらやだ
私、案外ファッショニスタなのかしら。
(使い方、合ってます!?)
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