長女がイライラしている。
理由は、
訳がわからない
うまくいかない
今までいた世界とルールが違う
といったところだろうか。
「アメリカの大学に進学したい」
というのは、彼女の強い意志だった。
彼女よりも断然英語のできる同級生に囲まれた中学・高校生活。
ネイティブの彼らに
「アメリカの大学に? すごいな。。」
と言われて不思議がっていたが、
今、その言葉の意味の一端に触れているようだ。
渡米を半年後に控え、カナダの語学学校に2ヶ月間のオンライン留学を始めた。
事前テストでトップのクラスに入れると聞いていたのに、
2番目のクラスに配属されたという。
ブツブツ文句を言っていたので
「学校に問い合わせてみたら?」
と言うと、そうしたようだ。
やはり学校の間違いで
上のクラスに変更できることになったのだが、
2番目のクラスで、二日間授業を受けて
「先生の話で聞き取れないところもあるし、慣れてきたし、このクラスのままでもいいかなぁ。」
と言い出した。
さて、どうするのかと見守っていると、やはり負けず嫌いの才能が黙ってはいなかった。
クラス変更をしたらしい。
そこで、イライラが始まった。
2日間違うクラスにいたので宿題の意味がわからない
明日テストがあるらしいけど、範囲を聞いていない
先生にメールをしたのに返事をくれない
クラスメイトのレベルが高く、スピードも内容も桁違い
丸一日勉強をしてもまだ追いつけないという状態の本人曰く
「このままでは、満点女の私が、人生初の0点になってしまう。」
ついには
「明日だけは休みたいわ」
と言い出した。
ところが
しばらくして、こう言った。
「わかってる。
私はこの学校で良い成績を取る必要はない。
けど!
けど、自分で自分が許せない。」
「あーーー、人のせいにしてしまう。」
語学学校側のミスで初日から参加できなかったから…
先生がメールの返事をくれなかったから…
そんな風に、
今から先回りして、言い訳を考えてしまっている、と。
ちゃんと、自分で分かっている。
自分の心が揺れていること
それが、逃げであり言い訳であることも。
18歳にしてすごいなぁ
と、我が子ながら感心してしまう。
小さい頃から競技テニスをしていて
嫌と言うほど挫折を味わい、
そのたびに
落ち込み
自分を責めている姿は見てきたが、
これまで彼女が
イライラを表に出すのを見たことはなかった。
精神的な成長の証なのかもしれないけれど
それだけ本気であり
それだけ大きなチャレンジをしている
ということなのだと思う。
自分の枠を超えた、大きなチャレンジをしようとしている娘を誇りに思う。
帰国生の子たちのように、実際の厳しさを知らないからこそ飛び込めたのかもしれない。
それで、いい。
娘に倣って、
ヒリヒリするような人生の旅を
私も。
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