〜私が世界を変えていく

  1. エッセイ

どっちか、以外の選択

「え!? 両方ですか??」

そんな贅沢
そんな無茶
そんなの、あり得ない、、、よね?

どちらにしようか悩んでいたときに、
「両方叶えればいいじゃない」
と、あっさり言われ、
ポカンと口を開けたのは、もう6年前のこと。

中学受験を終えた長女が、春休みの旅行先に希望したのはディズニーランドだった。

小学1年生から始めたテニスで才能を発揮し、

5年生の時に1人でアメリカ遠征に参加した長女は

なぜか海外志向が強く、

それならばとインターナショナルスクールを受験し、合格した。

・・・話が逸れるが

父親(夫)は、新婚旅行先のハワイで、
ルームナンバーを聞かれただけなのに
「なんて?なんて言うてんの?」とオタオタするレベル。
私がうっかりハイスペ女子なら、当時話題の「成田離婚」もあり得たのかもしれないが、
私もほぼ同レベルなので
なんとか20年連れ添っている。
そんな両親の元に育った長女の海外志向は、いまだ謎である。

・・・話を戻して

平日も休日もテニスばかり、その上受験勉強もしていた長女。
それに付き合わされる弟妹もあまり旅行にも行けない状況だったので
この春休みは思い切って出かけよう!
と計画を立てていた。

長女は、

「ディズニーランドに行きたい!けど、東京の試合にもでたい!」

と言い出した。

地方大会で優勝し、春休みに東京で開催される全国大会の出場権を持っていたので、その大会にも出たいというのだ。

夫の仕事や長女の公式戦の予定から、旅行に行ける日程は2泊3日に限られていた。

ディズニーランドか、試合か。

私には「そのどちらかを選ぶ」という発想しかなく、

うんうん唸って悩む長女と一緒に、幼い長男と次女のことも考え、どちらにすべきか決めかねていた。

そこへ、先ほどの「両方叶えれば?」である。

え、えぇぇぇぇぇぇ!?
いやだって、そんなの、無理だよ!

子供3人連れて、そんなの大変だよね(夫は非イクメン)
なんか知らんけど、もったいないよね(いま考えると、何が?)

頭の中に(いやいやいやいや、それは無いわ)と否定する声が押し寄せた。

けれど、

(いや、待てよ)

という声も聞こえてきた。

(案外、できるんじゃないの・・・?)

それまで、子供達にド根性スパルタ教育をしていた私は

自分が疲弊してしまったこともあり、

その手をゆるめようと努めていた。

子供たちの願いよりも”効率化” ”合理的”を重んじ
子供達の喜びにつながるのは”成果” ”結果”だと信じ込んで
ビシバシやってきたことへの反省から、

(もしかして、ディズニーランドと大会出場、どちらも叶えていいのかも)

と、目の前に現れた”第三の選択肢”を手に取ることにした。

6年前の春休み、2泊の家族旅行は、

初日・2日目
長女と夫は、ディズニーホテルから片道2時間近くかけて試合に出かけ(こんな時に限って勝ち進む😅)
息子と次女と私は、ディズニーランド

3日目
長女と私は、午前ディズニーシー → 午後試合
息子と次女と夫は、東京ドームで野球観戦
(ディズニーに興味のない夫と、ジェットコースター系のアトラクションが苦手な野球少年と、なぜか野球大好きな次女の一致した希望)

という、なんだか家族バラバラな行程になったのだけれど

いまだに
「あれは楽しかった」
とみんなが言う旅になった。

第三の選択肢は、思いがけないところから降ってくる。

それを手に取ってみたとき、世界が拡がったりもする。

そしてなによりも

自分では想像もつかなかった解決策を手に取ることは、めちゃくちゃワクワクする!!!

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