〜私が世界を変えていく

  1. エッセイ

夫という生き物と暮らして20年が経ちました

全くもってイクメンでもイケダンでもない夫。

なぜこんな人とタッグを組んでいるのだ?

ずっと不満に思っていた私は、

四柱推命の先生から、彼の役割・彼が埋めてくれている私の凹を教わって衝撃を受けた。

それまでの私は、自分が、自分だけが、いつも正解なのだと思っていた。

それから学び始めた占いの世界は、私の狭い人間理解の視野を大きく広げてくれた。

………………

人生は、考え方ひとつで大きく変わる。

私がお客さまに伝えたいことは、その一点。

………………

だけど、”この先どうなるか”を占ってもらうことも、エンタメとして好きだ。単純に楽しい。

色んな占術の先生に鑑定してもらうと、性格や才能については、色んな見解をいただく。

どれが当たっていてどれが外れているかではなく、それらはみんな私の中にある種なのだと嬉しく受け取っている。

でも、たった一点、誰に聞いても同じ答えが返ってくることがある。

それは、夫との関係。

長らく彼に不満を持ち、その関係性に悩んできたのに、みんな口を揃えて言う。

『なにも問題はない。離婚はあり得ない。』

………

「ご主人からは、あなたを愛しているエネルギーしか感じないよ」と言われたことを高校生の娘に話したら、「そうやろうな」と冷静に言われたことにもビックリした。

決してラブラブではなく、なにかと小競り合いしている両親を見ている娘には「愛してるなんてありえへん」と一笑されると思っていたのに。

…………………

気がつけば、結婚して20年。

赤子同然だったパートナーシップは、無事成人を迎えられたのだろうか。

つわりが辛くて、ずっと横になっていた時。

床に漂うホコリや、掃除していないトイレに余計気分が悪くなり、プロのお掃除を頼みたいと言ったら、夫はこう言った。

「もったいない。それなら…」

(俺がやる)

という続きを期待した私は

「汚い方がマシや」

と言われて、軽く絶望した。

彼の夕飯だけは作らなければ、と這うようにして食事を出した後、トイレで吐いている背中に向かって

「俺、洗いものすんの嫌やから明日からご飯いらんわ」

と言われて、軽く殺意を覚えた。

(いや、あれは軽く、ではなかったか。。)

長らく握りしめてきたこれらの恨みは、私以外の目から見ると、彼なりの優しさだったのかもしれない。

『家がきれいじゃなくても、夕飯がなくても平気だよ。無理しなくていい。』というのは、きっと優しさなんだろう。

寄り添うのが愛だと感じる私に対して、自由にさせてあげるのが愛だと感じる夫。

考え方ひとつで、人生は大きく変わる。

………………

20回目の結婚記念日を、家族揃って健やかに穏やかに迎えられた。

これまでの歩みを振り返って、

ありがたいな

そう、しみじみと感じた。

………………

これから先も

ゴルフ旅行から帰宅した夫が、土禁のはずの家の中をガラガラとスーツケースを引いて、あろうことか私のベッドの上にそのまま置いて片付ける姿には、飛び蹴りの衝動を覚えつつも、ずっと共に生きていく。

私には、彼から学ぶことがまだまだたくさんあるのだ。

誰も「離婚しますね」と言ってくれないのだから、仕方がない。

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コメント

  • コメント (2)

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    • NAMI
    • 2022年 11月 18日 3:45pm

    ぷぷぷ♪って笑ってしまったわ
    次も楽しみしてます・・・

      • mako
      • 2022年 11月 18日 4:22pm

      誰かに強制されたかな?
      精神的に弱ってたかな?
      なんか、なんか外的要因があったのでは…
      いや、なかったな。と

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