「あの人にも、あの人にも、あの人にも、絶対成功するって言われたのに、なぜか叶わない」
と憤慨している人がいた。
自分以外の何かのせいにしているように聞こえて、思わずそう伝えてしまった。
以前、占いの1Dayセミナーに参加したことがあった。
なんという占いだったか忘れてしまったのだけれど
講師は自らを、占い師でも鑑定師でもなく「占導師」と名乗った。
「望みが叶う未来」を予言されると、どうしてもサボりを生じるのが人というもの。
「あなた、彼と結婚できますよ」と言われた途端
ほんの少し化粧をサボり、ほんの少し彼への態度がぞんざいになり始める。
元来が怠け者である人間は、安堵によって努力を忘れがちだ。
その結果、予言されたのとは違う未来へ進んでしまうかもしれない。
だから
未来の到達点を言い当てるのではなく、未来へ進む矢印を少し上へ向けることが自分の仕事だ
と、先の占導師さんは言った。
(絶対に成功できるならチャレンジするんだけどな)
かつての私も、そう思っていた。
けれど「絶対に成功できる」という言葉の裏には
”必死で努力すれば、あるいは、できることをやり尽くしたら”
という大前提が含まれていることに、気がつけていただろうか。
”何も変えず”に過ごす日常の中で手に入るものなど
たかが知れているし
そんなものは、成功ともチャレンジとも言わない。
新しい年を迎えるにあたって、運勢を知りたいという人は多いと思う。
私だって知りたい。
占いは楽しいし大好きで、色々と学んだ。
けれど
占いに限らず、
未来の予言については、取扱注意だなと思っている。
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