〜私が世界を変えていく

  1. エッセイ

最後のお弁当

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高校卒業を目前にし、今日は、長女の最後のお弁当の日だった。

昨夜、それを知った次女から

「じゃあ、おかずのリクエスト聞いて、全部入れてあげて!」
「唐揚げと春巻きとサーモンフライとペンネ、入れてあげて!」

と、

姉のではなく、自分の好きなものを列挙された。

(なんでやねん by 母&姉)

そうか、最後か。。。

高校を卒業し、秋からは海外へ行く長女にお弁当を作るのは、本当に最後になるのかもしれない。

幼稚園の頃は「キャラ弁を作ってほしい」と言われて困った。

2歳下の弟、5歳下の妹がいて、家の中はしっちゃかめっちゃか余裕がなく、

そもそも、得意ではなかった。

”キャラ弁 簡単”で検索して、卵焼きをハート型にするのが精一杯だった。

息子の分も作るようになると、2人の好みの違いに困った。

魚介類 姉は好きで弟は嫌い

トマト 姉は好きで弟は嫌い

ブロッコリー 弟は好きで姉は嫌い

息子が幼稚園を卒園した年に、次女が入園。

お弁当作りは途切れることなく

そのうちに、長女はテニス、息子は野球を始め、週末はどちらもお弁当が必要になった。

・長女のおにぎり、おかず、汁物、果物

・息子のおにぎり
 (チームで、おにぎりのみと決まっていた)

・次女のお昼ご飯

朝3時から始めても、洗いものまで済ませられないことも多々あった。

長女の試合は、ほんの少しでも遅刻したら出場不可。
できる限り高速道路は避けて、1時間以上前の到着を目指して会場へ向かっていた。

ここからなら長女1人で歩いてでも会場まで行ける…
という場所まで辿り着いた時の安堵は、今でも臨場感を持って思い出すことができる。

何年やっても、緊張しない朝はなかった。

あの頃の私は、

なぜ自分に価値を見出せなかったんだろう。

なぜ、自分は何もできない人間だなどと思っていたのだろう。

毎週末、3合分のご飯をおにぎりにしていた私は、

いつの間にか

無意識に同じ大きさ、同じ形のおにぎりが作れるようになっていて、

あるとき、人から「おにぎりが美しい」と褒めてもらった。

もう何年も前の話なのに、その時の嬉しさが忘れられない。

それほどに、

褒めてもらう機会がなかったし
人から認めてもらいたかったのだ。

自分のしていることは、当たり前で無価値なことなのだという、思い違いをしていた。

ご飯を握るのではなく、結ぶ

おにぎりではなく、おむすび

という素敵な呼び名を教わったけれど、

やっぱり私は、おにぎりと呼び

願いを込めてギュッと握ってしまう。

今日も楽しい1日でありますように

長女の最後のお弁当は、

選手だった頃の半分以下の大きさの

昨日までと変わらないものになった。

奥は、次女用の瓦そば弁当

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