〜私が世界を変えていく

  1. エッセイ

幸せでしかいられない言語

アマゾンに、”今”にしか生きていないピダハン族という部族がいるらしい。

彼らの言語には、過去形と未来形がない。

言葉がない以上、それを定義すること、考えることができないわけで、

常に、今しかない。

それって、、、どんな感じなんだろう。

彼らは、幸福度が非常に高いそうだ。
過去の後悔や未来への不安を持ち合わせていない。

わかりやすく言うと、幼い子供のような感じだろうか。

子供たちの底知れぬエネルギーに、大人が先に音を上げてしまうことがよくあるが、体力的には大人の方が強いはず。子供たちが圧倒的にパワフルなのは、足枷となる過去や未来への思考がなく、今に全集中しているからだ。

年を重ねることは、とても素敵なことだと年々感じている。

知識と経験が増え、どんどんこの世の面白さが見えてきた。

けれど時に、経験と情報に足を引っ張られることがある。

今のことだけを考えていられたら、どんなに心も体も軽いだろうか。

今しかないのであれば、今、一番やりたいことをする。
今しかないのであれば、今、目の前の事実をそのまんま見ることができる。
今しかないのであれば、もっと素直に気持ちを伝え合えるのではないだろうか。

あの時、あんな風に言ったくせに
あの時、あんなことをしたくせに

そうやって、今、目の前の人の言動をそのまんま受け取れないことがある。

もし、それがない世界だとしたら。

最高じゃないか!

毎日生まれ変わることができる。
毎日が新鮮で
毎日が可能性の塊だ✨✨

ところで
週末、遠方から友人が来て、予約した薬膳鍋を食べに行く約束があり、とても楽しみにしている。

未来の言葉を持たないピダハン族には、こんな約束もないのだろうか。。

約束へのワクワク感もない代わりに、不安や、予想が外れたガッカリ感もない、ということだろうか。

どちらが幸せなのだろう。。

「精神的に救われる必要がない」と、キリスト教布教が叶わなかったというピダハン族。

彼らの使う独特な言語に、幸せに生きるヒントがある。


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