〜私が世界を変えていく

  1. エッセイ

私の世界は私がつくる

大きな地震が起きたようだ。

テレビから、繰り返し「今すぐ避難してください!」と緊迫したアナウンスが流れてくる。

命の危険が、すぐそこに迫っている
ということが、ヒシヒシと伝わってきて胸が締め付けられる。

どうか、幸せな日常が突然奪い去られることがありませんように。

とにかく、躊躇することなく今すぐ命を守る行動を取ってほしいとの意図で届けられたものだと思う。

被災地の皆様には必要で有効な情報であったはずだ。

でも

今、私に必要なことは、不安に飲み込まれることではない。

対岸の火事、と切り離す行為のような気がして心苦しいが、30分ほどでテレビを消すことにした。

深呼吸をする
目を閉じ、開く

目の前には、久しぶりに集まることのできた従兄弟たちとのんびり楽しんでいる子供達がいる。
ここは暖かく安全で、電気もガスも水道も、食べものも、たくさんある。

なんと恵まれているのだろう

今日は、元日だもの、、、

また、心が痛む。

阪神淡路大震災の時、隣の兵庫県には、親戚や父の友人がたくさん住んでいた。

震災から数日後、父とふたりで、母が作ったおでんを届けるために何軒も訪ねて回った。

車で1時間もかからない距離のそこは、まるで別世界だった。

しばらくして、親戚が電車でうちまで来た時には、あちらも呆気に取られていた。
ガスが復旧せず、日常生活は不便で
久しぶりの入浴をと、我が家まで来たのだ。
「電車でたった15分で到着した大阪駅は、以前と何も変わらない日常で、
(当時”震災ルック”と呼ばれていた服装の)自分達が、その場から浮いていた」と。

その時に感じた罪悪感が、蘇った。

すぐ近くに住んでいるのに、自分だけ、呑気にぬくぬくと生きている…

SNSは、すぐに行動を起こした方達がいることを知らせてくれる。

自分は、何もできていない
なんて小さな人間なんだ

もう一度、深呼吸をする。

大丈夫

自分が落ち着いてからでも、できることはある。

情報を仕入れる先に気をつけて、
手の届く範囲の幸せを守り、
できることをできるだけする。

私の世界は、私がつくる。

幸せは、心が決める。

どうか、被災地の方の心が少しでも安寧でありますように。

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