〜私が世界を変えていく

  1. エッセイ

春なのに

「桜って心が躍るよね」 

と言われて、

「そうなんだ」

と思った。

私は、桜を見ても

彼女が言うように

「るんっ♪」 

とはしない。

特にソメイヨシノの花は、

心踊るピンクというよりも

ほんのわずかにグレーが混ざったような

女性に例えるなら「美人薄命」と表されるような

そんな、儚い白の美しさを感じる。

満開の桜には、

ときめくのではなく

胸が締め付けられるような切なさを覚える。

入学式の”高揚感”ではなく

卒業式の”惜別”

人の感覚って面白い。

始まりの季節、春。

そう言えば、”出発”という言葉にも、

そこに置いていく人やモノとの別れへの想いを強く想起する。

なるほど、私はこういう感情が好きなのか。

プリキュアは歴代ブルー
魔女っ子メグはノン
銀河鉄道999のメーテルにも、心惹かれた。

今朝、桜が見たくて、知らない土地を1時間歩いた。

YouTubeの桜の曲メドレーからは
切ない歌詞ばかりが聴こえてくる。

もしや、

YouTubeさんは私の好きな感情まで知っているのか

私より先に、知っていたのか⁉︎

今まさに満開の桜が咲き誇る土地で、

昨日からご一緒している素敵な女性が

「春といえば、この曲だよね」と言った。

同い年、そう来ますか。。

春なのにぃぃ、涙ぁぁがこぼれますぅぅぅ

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