夫が泣くのを初めて見た。
その夜遅く、夫は不思議そうに
「親友から、やっと肩の荷が降りたなと言われた」と言った。
実は私も夫の涙に驚いていたことは言えず、
「へぇ、そんなことを…」とだけ答えた。
小さい頃から、大変な思いをさせられた父親の死。
悲しみよりも安堵が勝っているのではと想像していたが、夫の中に安堵の気持ちなど1ミリもなかったようだ。
ごめんなさい。
でもさ
できれば
愛情は、交わせる内に素直に出そうよ。
減ったりしないよ。
笑ったりしないよ。
あれから15年。
お互い、少しは素直になっただろうか。
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